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名詩名文を声に出して読む部屋


by himemikos

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名詩・名文の生まれた故郷を訪ねて

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あの金子みすゞがたくさんの童謡詩を生み出した町、下関唐戸地区を訪ねました。
「金子みすゞ詩の小径(うたのこみち)」を童謡詩碑をめぐって一時間ほどの散策です。

下関は大陸に向かって開かれた国際都市、東京駅に次ぐ日本で二番目に大きい下関駅を中心に、ホテルや映画館などが次々にたてられ、大通りには一晩中ガス灯がともり、夜店が並んで賑やかだったそうです。大正時代の旧秋田商会や旧下関英国領事館のビルなども残っていて、当時の繁栄をしのばせます。国内最古の郵便局の前には、赤くて丸い、可愛いポストも。「わぁ!なつかしい」と声があがりました。

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女学校を卒業したみすゞさんは故郷仙崎をはなれ、大都会下関に移ります。
おじが経営する書店、上山文英堂の商品館で店番として働き始めました。商品館とは今の名店街のようなものでしょうか。本店とは違い小さな本屋さん、本棚の間の座布団に座って本を読みながらの、たった一人の店番。大好きな本に囲まれた、自分だけの楽しいお城、みすゞさんにとっては王様のように幸せな時間だったのですね。
そんな楽しい詩が橋の欄干に絵本のように掲げられていました。

ときは大正時代半ば、北原白秋、野口雨情、西條八十たちが活躍し、日本の童謡は黄金期を迎えていました。
みすゞさんも、本屋の店先でまるで日記をかくように、心にうかんだ言葉の数々を小さな手帳に綴り、童謡雑誌に投稿したのです。
「みすゞ」というペンネームは、信濃の国にかかる枕詞、みすゞ刈る信濃~から自分でつけました。童謡詩人金子みすゞの誕生です。
見えないものを確かに見、小さなもの、弱いもの、目立たぬものの中にきらめく命を見つめたみすゞさんの詩は、日本中の少年少女たちの憬れの星になっていったのですね。

そんなみすゞさんを囲んで「名詩・名文を声に出して読む会」散策チームの記念撮影です。



by himemikos | 2018-04-24 11:04

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